Hirai Takayuki

1-1 案内

1-1-1 本ソフトを使う前に

始めに、1-3-1項の準備をすることが必要です。

 

1-1-2 ソフトの構成

フロッピィディスクまたはMOに収納している次のファイルを使用します。(サンプルはダウンロードして下さい。サンプルは一部のプログラムを含みません)

1)計算実行のための補助ファイル

ランタイムモジュ-ル   F1A0RWN4.DLL   F1A0RWW4.DLL   F5AQLI.DIL

2)2次元境界要素法のファイル

実行用   I2V500.EXE   I2V1000.EXE   I2V2000.EXE   I2V3000.EXE   I2V4000.EXE   I2VDCR.EXE

I2VDSY.EXE   I2VDCH.EXE   I2VDCHM.EXE   I2VDR1.EXE   I2VDR2.EXE   I2VDR3.EXE

I2D500.EXE   I2D1000.EXE   I2D2000.EXE

データ    D1M201   M201~M216   MM201MM212   RM201   RM204~RM216DD  DA   DB   R1   RR

D1   AAA.BMP   RMM201   RMM212

3)2次元有限要素法のファイル

実行用  F2D1000.EXE   F2D2000.EXE   F2D4000.EXE   F2D6000.EXE  F2D8000.EXE   F2V1000.EXEF2V2000.EXE   F2V4000.EXE  F2V6000.EXE   F2V8000.EXE   F2DCR.EXE   F2DSY.EXE    F2DCH.EXE   F2DSD.EXE   F2DR1.EXE   F2DR2.EXE

データ    D1M301   D1M304   D1M307~D1M309   M301~M320   RM301  RM304~RM320 DD   DA   DBR1   D1   SD   AAA.BMP

 

1-1-3 ソフトの利用に必要なもの

Windowsで起動するパソコンが必要です。

 

1-1-4 Windowsの使い方

本ソフトを使うのに必要なパソコンの使い方を、1-2節にまとめて説明しています。Windowsで起動したパソコンを初めて使う方でも、1-2節を読めば容易に使うことができます。

 

1-1-5 デ-タ自動作成とグラフィック

大量の入力デ-タは、パソコンで自動作成できます。計算結果は考察しやすい図形として取り出し、短時間で検討することができます。

計算結果は、数値または図形として保存または印刷できます。

 

1-1-6 解析できる弾性問題

次のような弾性問題を計算できます。計算結果の精度を向上するには、要素数の多いモデルが必要ですが、使い方に慣れるまでは要素数の少ないモデルで学習して下さい。

2次元問題

・外力と変位を組み合わせた任意の境界条件

・任意の形状

・異種材料の接合と接触

・きれつ、結合力、開口変位

・      温度変化、乾燥収縮

 

次のような3次元問題を解析できるソフトを提供しています。3次元解析に使用下さい。

・外力と変位を組み合わせた任意の境界条件

・曲面など任意の形状

・異種材料の接合

・      温度変化、乾燥収縮

3次元問題の解析ソフト

「Windows対応 パソコン3次元有限要素法 バージョン2.0」

著作者 平居孝之、寺崎俊敏夫、村上聖

共立出版株式会社 販売課ソフト係 TEL 03-3947-2513

〒112-0006 東京都文京区小日向4-6-19

 

1-1-7 弾性の基本的仮定

解析する弾性問題は、次のような基本的仮定が成り立つことを前提にしています。

・静的平衡状態 :時間の経過に関係なく同じ平衡状態を保つ。

・線形弾性   :応力と変形は比例し、その比例定数は一定である。

・微小変形   :変形は小さい。

・均質等方性  :同じ材質の所は位置と方向によらず弾性的性質は同じである。

・平面応力状態または平面歪状態

平面応力状態:実際には3次元のいずれの方向でも変化して分布する応力と歪について、Z軸に垂直な平面に作用する応力(垂直応力度σz、せん断応力度τyzとτzx)が0であると仮定した状態。

平面歪状態 :実際には3次元のいずれの方向でも変化して分布する応力と歪について、Z軸方向の歪(垂直歪εz、せん断歪γyzとγzx)が0であると仮定した状態。

 

1-1-8 単位

本書では、数値は単位を付けずに表している。単位を付けるときは、例えば長さの単位をmとし力の単位をNとすると応力度の単位はPaになります。また長さの単位をcmとし力の単位をkgfとすると応力度の単位はkgf/cmになります

 

1-1-10 参考文献

プログラムのソ-スリストと数値計算方法の詳細を次の参考文献に解説していますので、本ソフトをブラックボックスとして使うのではなく、計算の原理や数値計算方法を知り計算結果の意味を理解して使いたい場合は、これらの参考文献を参照下さい。

1)有限要素法と境界要素法、平居孝之、共立出版

2)弾性解析プログラムとその使い方、平居孝之、理工図書

3)パソコン3次元有限要素法、平居孝之、寺崎俊夫、村上聖、共立出版

 

1-1-11 質問先

本ソフトの使用において生じた質問は、郵便、FAX、Eメ-ルのいずれかで下記に問い合わせ下さい。計算上の具体的な質問は、モデルの略図とモデル入力デ-タを入れたディスクを郵送するか、メイルで添付ファイルとして送って下さい。

郵便    〒870-0397 大分県大分市一木1727

日本文理大学工学部 建築デザイン学科 教授 平居孝之

FAX   097-593-2071

Eメ-ル  archhirai9@nbu.ac.jp

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