3-3 モデル入力デ-タの図形表示
モデル入力デ-タの図形表示は、モデル301の場合を例にして以下の1)~7)の手順で行う。図形表示を見てモデル入力デ-タの間違いを検出するのが便利である。なおパソコンの操作は、1-2節を参照。
1)パソコンをWindowsで起動し、ハ-ドディスク上に自分の作業用に作成したフォルダ(ここでは hirai )の窓を開く。
2)フォルダ hirai にモデル入力デ-タのファイルをコピ-し、そのファイルの名前をDDとする。
3)フォルダ hirai の窓の中のF2DCH.EXEのアイコンをダブルクリックする。
4)画面に新しい窓が開き、表3-6のような表示が上から順に出る。このときアンダーラインを付けた数値の箇所に、?マークが出て一時停止するので、次のア)~ウ)の説明のようにアンダ-ラインの箇所に図形表示する内容に合った数値をキ-ボ-ドで入力する。
ア)要素分割を図形表示する場合は、1
節点に与える変位と節点力を図形表示する場合は、2
イ)節点に与えた変位を図形表示するときの縮尺の値
ウ)節点に与えた節点力を図形表示するときの縮尺の値
5)ファイルDDに収納している入力デ-タのリストが、数値の意味の説明付きで順次窓に出る。このとき途中で表示される PUSH ENTER KEY? の所で一時停止するので、そこまでの部分の入力デ-タについて間違いを表示から調べる。間違いが無ければ、エンタ-キ-を押し表示を進める。間違いがあれば入力デ-タを修正する。
6)入力デ-タのリストの表示が終了した後、初めに指定した内容が図形で表示される。図3-4はモデル301の入力デ-タの図形である。見やすい図形にならない場合は、縮尺を変えてやり直す。
7)図形表示の意味は次のようである。
黒線 要素の形状
緑線 節点に与えた変位
赤線 節点に与えた節点力
縮尺 左上のL型の各辺と同じ長さにおける値
8)図形はファイルAAA.BMP(見本をAAAのファイルに入れている)に収納され、十数分間表示されると消える。またQのキ-を押すと消える。図形を再び表示するときは、フォルダ(ここではhirai)のAAA.BMPのアイコンをダブルクリックする。
表3-6 モデル入力データ図形表示プログラムF2DCH.EXEを 作動したときに窓に出る表示。アンダーラインの数値をキー ボードから入力。ただしア)~ウ)の文字は表示されない。
ELEMENT FIGURE , FIGU = 1
NODAL DISPLACEMENT AND FORCE , FIGU = 2
FIGU = ? 2 ア)
SCALE OF DISPLACEMENT = ? 1. イ)
SCALE OF FORCE = ? 0.005 ウ)
図3-4 モデル301の入力データの境界条件の図形表示